学生ビザの取得(と紅葉)
学生ビザをゲットしました
10/2に渡仏して一ヶ月,ビザ無しの状況で家を借りたり,PariTechの学籍を手に入れたり,銀行講座作ったりiPhone買ったり,不便なく暮らしていました.
しかしビザ無しでは3ヶ月しかフランスに滞在できません.不法滞在はさすがにまずい.
ということで学生ビザを取得するために11/8から日本に一時帰国していました.11/28に無事ビザを取得することが出来たため,今日12/3にフランスにまた戻ります(このエントリは空港行きの成田エクスプレスの中で書いている).
学生ビザ取得の詳細はいずれまとめたいと思います.学振持ちだったり単位取得関係ない研究留学だったり,色々特殊な状況ですが参考にしたい人は少なからずいるかもしれませんしね.
せっかくなので紅葉の写真
流石にビザの写真をブログ記事に挙げるのはためらわれるので,かわり出発の前日に獲った六義園の紅葉の写真をいくつか載せておきます.日本の秋は良いですね.
フランスでも椎茸はSHITAKE
自宅最寄りのメトロRue de la Pompeから4駅,Michel-Ange - Auteuilのマルシェ(市場,スーパー)「Monoprix」はキノコ類が充実している.椎茸やエリンギもある.
面白いのは椎茸は「SHITAKE」でエリンギも「ERYNGI」と日本の名前がそのまま書かれていること.でもSHITAKEはフランスで栽培されてるらしい.なんか嬉しい.
Wikipediaでは「Shiitake」とiが2つなんだけど,写真の通りこの店では「SHITAKE」表記.店員のミスなのか,フランスではこっちなのか,とりあえずブログタイトルにはSHITAKEを採用.
どのマルシェでも椎茸を置いてたりキノコ類が充実しているわけではない.このMichel-Ange - AuteuilのMonoprixには椎茸やエリンギやその他定番きのこ類がいつ来ても置いてある(秋だから?).素晴らしい.ちなみにこのお店以外では椎茸を見たことはない.大人気,というわけではない?
色々キノコのオリーブオイル炒め
椎茸とエリンギ,マッシュルームとPleurote(ヒラタケの一種)と玉ねぎを買ってきのこ料理を作ることに.レシピはクックパッドを参考に適当にアレンジを加えつつ.
フランス総菜屋で出逢ったきのこ料理 by zuci [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが186万品
材料
ここに載ってる材料全部で3~4€(400~550円)ぐらい.凄く安上がり.
他に使うものは塩・オリーブオイル・バター・パセリ・バジルなどの調味料ぐらい.材料を揃えるのが楽で良い.
作る
フライパンに刻んだきのこを投入した様子.一番でかいフライパンだけど全然収まらない.
参考にしたクックパッドのレシピの2倍の量を作ろうとしたのがまずかったか?と思ったけど時間が経つときのこがしんなりしてきて良い感じに.真ん中に穴を作ってバター投入(これはアドリブ).
そして塩・パセリ・バジルを振って適当にかき混ぜて弱火にして20分ほど放置.放置している間はステーキを焼いて食べた.
完成&食べる
出来上がり状態.「色合いが地味だな〜」とか思ったけど,真っ白いお皿に盛るとオリーブオイルのグリーンが凄く綺麗に出て良い感じに.見た目も綺麗!オリーブオイルはドバドバ使うべきだ.合成オリーブオイルじゃなくてエクストラバージン100%を使って良かった.
ビールで乾杯.
定番に?
材料も揃えやすく安上がりで美味しい.しかも作り置きできる.これは自炊レギュラーになる予感.味がしっかりしているのでパンに挟んだりパスタと和えても良さそう.
海老や筍(?)なんか入れたり,オリーブオイルをもっと足してアヒージョにしても良さそうだ.
ヤマト運輸の留学宅急便で書籍を日本からパリへ
ようやく荷物が届いた
書籍40冊(20万円相当)と衣類(5万円相当).最初は日本郵便のEMS便(国際スピード郵便)を利用しようと思ってたんだけど,EMSの現地配送担当会社のクロノポストの評判がどうも悪いっぽいのでヤマトの留学宅急便に変更.
手続きを始めたのが10月8日頃.必要書類が足りなかったりインボイス(荷物の内容明細)をしっかり書いてなかったりで,配送にこぎつけるまでに色々手こずった.僕とヤマト運輸の間に立って手続きを進めてくれたMさんに感謝.
日本から発送されてからは1週間立たずにパリに到着.ヤマト運輸パリ支部の担当さん(日本人)から電話が来て,受け取りの日程を決めて,現地の配達員さんが手渡しで渡してくれる(配達員さんは日本語が通じない.英語は多分OK).
料金は書籍(20kg)と衣類(5kg)のダンボール2つで5,9000円.留学宅急便では基本的に関税が免税になるとのこと.これは留学宅急便の利点なのかな?荷物の海外発送は今回が初めてなので良くわからない.
ビザが無くても荷物は届く
ヤマト運輸の留学宅急便は
- パスポートのコピー
- 賃貸契約書のコピー
- ビザのコピー(または雇用証明書のコピー)
を揃えて提出,さらに受取人がパリに居ることが配送の条件となっている.
しかし僕はビザがない.ビザ無しで入国して家も借りて口座も作って学生証も貰っているというアレな状況だ(もちろんビザ取得のために近々一時帰国する予定).
なのでダメモトで雇用証明書のコピーの代わりに「客員博士学生受入証明書」を出してみたらなんとか発送はしてくれた(!!).
荷物がパリに届いた後ヤマト運輸パリ支部の担当さんから電話がかかってきて「通関のためにビザのコピーが必要です」と言われて焦ったけど,事情を説明すると「ではビザの申請を進めている証拠の書類をメールで送信してください」との返答.学生ビザ申請のために必要なキャンパスフランスのビザ申請許可証とフランス大使館のビザ申請予約表をメールにて送ると即座に「OKです.通関を通りました.」との知らせが.良かった :-)
ビザが無くても家は借りれるし口座は作れるし入学できるし荷物も届く.でも不法滞在はダメ絶対!(戒め)
届いた書籍を並べる
届いた書籍(40冊ほど)を本棚に並べてみる.本棚は元々あった家具.これでやっと本格的に勉強できる環境になってきた気がする.
特にフランス語の教科書が届いたのが嬉しい!そろそろフランス語を頑張ろう.
OrangeでiPhone 6 とインターネット環境をゲット
9番線 Michel-Ange - Auteuil 駅から徒歩5分ぐらいのOrangeへ
ちなみに「オレンジ」でなくて「オランジュ」と読む.
持っていった書類は
・RIB(銀行口座番号)
・身分証(パスポート)
・賃貸契約書
・前の住人の電話番号(これがわかると回線がすぐ特定できて話が速いらしい)
・現金(スマホの代金はその場で払う)
スタッフは当然のように英語が話せて1時間ぐらいで契約終了(店舗によってはフランス語しか話せない店員も居るらしい?).
いろんな機種があるけど...
当然のiPhone6!
抱き合わせプラン
インターネット回線,固定電話,テレビ,スマホ,全てのサービスを扱ってて抱き合わせで登録すると安くて良い.
僕は「ネット回線(パケット定額制限なし,ADSL),iPhone6(パケット定額制限無し,が7GB超えると遅くなるらしい),固定電話(日本への国際電話が無料!)」というパックに入りました.60€ぐらいからのプランもあったけど,iPhone6が安く(600€から200€に.だったはず.)なるのと,サポートが手厚いということで月額80€ぐらいのプラン.
日本にいる時はiPhoneで月額5000円ぐらい電話無しネット環境で5000円ぐらいのトータル1万円ぐらいだったのでOrangeのパックは結構安いように思える.ってなことを店員さんに話してみたら「そりゃそうだよ(ドヤァ」的なことを言われたんだけど,そんなもんなんでしょうか?
SIMフリー&シャッター音無しiPhone 6
iPhone 6は当然のSIMフリー.だけど,最初の3ヶ月はOrangeのSIMを使う必要があるらしく,3ヶ月を過ぎたら店舗に行ってロックを解除して他社のSIMも使えるようになるとのこと.なるほど.
あと,前から知ってたんだけどシャッター音を消せることに感動してしまいました.iTunesを聞きながら写真を撮ってもシャッター音で曲が中断されない!これは嬉しい.
自宅でネットに繋ぐ
Livebox Playというルータ機能付きモデムが渡されるので,それを家の電話回線に繋ぐ.契約から5日後ぐらいにネットに繋がるようになっていました.
スタッフは「モデムの取説は英語で書かれてるからOKだよ!」と言ってたけど完全にフランス語!(笑).でも,全ページイラスト付きだったので難なく設定できました.
夜のノートルダムが賑やかで楽しい:イケイケなインラインスケート集団とか
夜の大ジャンプ!
「エア・ギア」みたいなノリで楽しい.
ビール飲みながら夜のノートルダムをぶらつくのも楽しそう.
ノートルダム大聖堂もライトアップされていてとても素敵でした.
夜のセーヌ川沿いが賑やかで楽しい:キレッキレのダンスとか
お酒を飲みながらセーヌ川沿いを歩くと楽しそう
金曜日ということもあって酒盛りしてる人が多かったです.
ダンスは毎日練習しているのかな?キレッキレでした.
夜のパリ,賑やかで面白いです.外で飲むのが好きな国民性っぽい.
1週間ペペロンチーノとステーキを作り続けた
日本では
自炊は一切しない派でした.毎日,外食かコンビニ飯.やかんと電子レンジを除いて調理器具も一切無い.
しかし,パリのレストランは日本に比べて体感1.5~3倍ぐらいの値段がします.特にレストランで頼むワインは特に高くつく気がします(ワインで儲けてるのか?という感じです).
そういうこともあってパリでは学食以外はなるべく自炊していく決意をしました.新居には素敵なキッチンと調理器具が揃っているので.
とりあえず基本となるパスタ料理を修める
パリに着きたての頃に泊まっていたヴァンドームの宿で,同僚のはない君にパスタの基本的な作り方(塩ゆでや乳化の話)を聞いてパスタを作った「ぐらい」しか料理の経験がないので,とりあえず聞いた作り方をベースに「パスタ料理をちゃんと作れるようになろう」と思い立った次第です.乳化には感動しました.
ちなみにこっちではパスタ1kgが160円,塩1kgが100円ぐらいで買えます.レストランは高いけど食材は安い.
ということで1週間ペペロンチーノ,とそれだけでは寂しいのでステーキ,を作り続けてみました.
なぜ同じものを作り続けたかというと,その方が覚えが早くなるし上達を感じやすくなるだろうと思ったからです.自分で食べていると(最初に比べると)上達をひしひし感じました.
1日目
- ペペロンチーノは乳化失敗.茹で汁の量が多いことに反省.
- にんにくも焦がしてしまった.あともっと薄く切るべき.
- 塩味が薄い.まだ茹で汁に入れる塩の加減がわかっていなかった.
- 初日はステーキでなくハンバーグでした.可もなく付加もなく.
2日目
- 乳化に使う茹で汁の量を少なくしてみた.食感は良い感じ.
- 塩味も◎.ソースは弱火で作るようにした.こっちの方がにんにくの香りが出る.
- ステーキはちょっと焼きすぎた.焼き加減が難しい.
- ステーキのにんにくも焦げすぎた.
ちなみに使ったお肉は3.13ユーロで焼き加減もこんな感じ.
3日目
- この日からパスタは「箸でなくフォークで食べた方が美味い」と思い始める.
- 乳化良い感じ.良い感じにオイルが麺に絡んで美味しい.
- ステーキは昨日と逆にレア過ぎた.肉を焼くのは難しい.
- でも付け合せのにんにくは良い感じ.
4日目
- この日からニコニコ動画にあるサルバトーレ・クオモのペペロンチーノの作り方を参考にするように
- パセリも買った.出来上がりの見た目彩りが良い感じに.
- エクストラバージンのオリーブオイルは後で足す.
- にんにくはなるべく薄く均一に.焦がさないように.
- ペペロンチーノが劇的に美味しくなった.
- ステーキはまぁまぁ.
5日目
- ペペロンチーノはなかなか良い感じに.
- あとはいかにソースを美味しく仕上げるかの勝負.
- にんにくはなるべくうすく,オイルになるべく香りを移し,茹で汁の分量を間違えず.
- 今日はお腹が空いてたのでラム肉150g×2つ
- キロあたり13.90ユーロのラム肉.焼きが上手く行った.
6日目
- 昨日食べ過ぎたので今日はペペロンチーノのみ.
- ペペロンチーノは安定.美味しい.
- パスタ保存用の瓶を買った.
7日目
- 一週間目.最初に比べるとペペロンチーノは比べ物ならないぐらい美味しい.
- そろそろ他の具材を入れたり工夫を加えてみても良いかも.
- ステーキも上々.だけど肉を焼くのは難しい.
- 肉は側面も焼く.
次は
ペペロンチーノは大分安定してきた.次は他のパスタ料理にも挑戦してみよう.ステーキはよくわからないので保留.
というかフランスにいるのだからフランスっぽいのを作ってみたい.
何かおすすめありませんかね?